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レーシングドライバー麻生裕二レースレポート
2003年 関東F4選手権
第2戦 富士スピードウェイ
雨が強く降る中での予選、一時は4番手につけていたが、スピンを喫し7番手に終わる。
レースはドライコンディション、スタートを決め3番手までポジションをアップ。
そのポジションをキープしゴール。
3位表彰台を獲得する。
第3戦 筑波サーキット
予選はセッティングミスから10位に低迷。
決勝は25周の長いレース。
得意のスタートを決め、1コーナーまでに3台を抜き7位に浮上。
ここからサイド・バイ・サイドのバトルが始まる。
筑波サーキットは抜き所が少ない為、ブレーキングで前のマシンに追いつくも抜けないという状況が続き数周が過ぎ、
そして、10周目の2コーナー(ヘアピンコーナー)で前車と並びアウト側から前車を抜くことに成功。
抜き所の少ない筑波サーキット、しかも絶対抜けないようなコーナーでアウトから抜き去り6位でゴールとなった。
第4戦 富士スピードウェイ
予選前日のフリー走行で、大分セットは決まったのだが、ダンパーに関してはオーバーヒート傾向にあり、
周回を重ねるごとにリアの挙動が乱れ、ねじ伏せるのでやっとだった。
ブレーキに関しては、効きが悪くハードブレーキングが出来ない。
そんな状態で始まった予選、序盤が勝負だと思い、果敢にアタック。
一時は2位につけていたが、予選後半にマシンのバランスが崩れ5位に終わる。
決勝当日は非常に不安定な天候の中でレース開始となった。
スタートを得意とする僕はシグナルの変わる一瞬に集中した。
赤ランプが付き、集中力、興奮、全てが最高潮に達し、青ランプに変わった瞬間、
スタートダッシュを決めた僕は一気に4台を交わし1コーナーでトップに踊り出た。
数周はテール・トュー・ノーズのトップ争いが続き、4周目のヘアピンコーナーに差し掛かった時、
後続車の無謀なブレーキングにより追突され、9位まで順位を落としてしまった。
その後、必死に追い上げたが、後半はリアの挙動が不安定になり、マシンをコースに留めておくのがやっとだった。
結果、7位でゴールとなった。
今回のレースはまさに勝てるレースだった。
だから尚更悔しいし、腹がたった。
今までのレース人生の中で、一番悔しい瞬間だった。
第5戦 ツインリンクもてぎ
10月10日(金)・11日(土)はドライコンディション。
前回のレースで調子が悪かったマシンは、ブレーキ及びダンパー共に復調していた。
しかし、僕の体調が金曜日の夜から崩れてしまって調子が出ないままの練習走行となった。
走行開始から力が入らず走りにも元気がないような気がしていが、
最後のセッションでどうにか元気な走りを取り戻す事が出来、手応えを掴んだ。
10月12日(日)午前:予選
午前8時50分から20分間の予選がスタートした。
雨が降りしきり各車水しぶきを上げて走る。
前は全くと言っていいほど見えない。
そのような中でのタイムアタックは本当に度胸とテクニックが試される。
クルマの挙動や路面状況、タイヤの状態、周りの状況など、常に緊張して全てを把握していなければならない。
この状態が続く中、予選後半にタイムを上げていき、予選6位となった。
10月12日(日)午後:決勝15Lap
決勝は15Lapで行われた。
雨は上がっていたが、路面はウェット。
このようなはっきりしない天候の時はセッティングや使うタイヤなど非常に悩むところである。
ドライタイヤで一発の賭けに出るという手もあるが、あまりにも路面が濡れているのでウェットタイヤで走ることにした。
クルマのセッティングは、ドライ寄りに変更し、後半勝負で行こうと決意した。
赤ランプが消えレーススタート。
スタートを決め、4位にジャンプアップ。
しかし、その後高速コーナーで縁石に乗り上げ痛恨のスピンを喫してしまう。
後ろからはたくさんのクルマが来ていたが、クラッシュがなかったのが幸いであった。
この時は、恥ずかしくて穴があったら入りたいという気持ちだった。
最後尾に落ちてしまったがコース内には留まったいたので、そこから怒涛の追い上げを開始。
レース終盤、路面も乾き各車ラップタイムを上げる中、僕はトップと遜色ないラップタイムを刻み、
4台を抜き去り、7位でゴールとなった。
最終戦 ツインリンクもてぎ
ここ数戦、予選も決勝も非常に苦しい状況にあった。
なぜ、うまくいかないんだろうか?
この状況から脱出するには?
ここでひとつの答えが出た。
メンタルトレーニングだ。
メンタルトレーニングを行った結果、自分を見つめ直すことができ、今まであった焦りが消え、
リラックスしてレースウィークに挑むことが出来た。
土曜日の練習走行1セッション目でギヤトラブルが発生。
このトラブルのお陰で3セッション走れる予定が、1セッションしか走ることが出来なかった。
しかし、この日の僕はこの1セッションで充分だった。
このようなトラブルの中でも常に冷静に物事を把握していたので、
残されたセッションで何が出来るのかを考え、それを実行した。
その結果、クルマのセッティングの方向性が見えたのである。
日曜日午前中の予選。
クリアラップをとることに専念した。
そして、タイムアタック。
一時は2番手につけていたが最後の最後で抜かれてしまい3番手の予選結果となった。
今シーズンの予選ベストグリッドである。
ただ、予選の後半でギヤの入りが悪くなるトラブルも出ていた。
午後の決勝レース。
スタートに集中した。
いつもスタートは素晴らしく良く、今回も自信があった。
赤ランプが消え、レーススタート。
得意のスタートを決め、一気に2台をアウトからパスしトップで1コーナーを通過する。
ここから3周目までは、トップをキープする。
しかし、4周目以降、またもやギヤの入りが悪くなりタイムが落ちて行く。
そして、2台にパスされて3位に落ちてしまう。
その後もギヤの入りは悪いものの、なんとか3位をキープしてチェッカーフラッグ。
久々、復活の3位表彰台であった。
ここ数戦調子がいまいちだっただけに、表彰台は素直に嬉しかった。
トップ争いをしてた時は本当に面白かった。
ヘルメットの中でも常に笑顔で走っていた。
それぐらい面白いレースだった。 |
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